「マンガ 孫子・韓非子の思想」を読了する
本当は8月の頭には読んでいたのですが、
ブログを書く気にならず・・・。
行政書士の勉強もやっとボチボチ再開したところ。
小休止していました。
ま~熱いときはムリはしない方がよいということで。
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マンガ孫子・韓非子の思想 (講談社+α文庫) [ 蔡志忠 ] 価格:810円 |
法家の韓非子の思想を知りたくて、この本を手に取りました。
僕の理解出来た範囲で、説明するとすれば
韓非子の思想は、
人間の性根は「悪」であり、間違いを犯すものである。
それ故に「法」を作り、遵守することで安定した内政を
実施することが出来るんだ~、といった主張だな、との
印象を持ちました。(≒君主任せにはしない思想)
君主論・外交論を主軸に据えた(という個人的認識)
孫子とは取り扱っている対象が微妙に異なっていると思いました。
取り扱っている分野は内政について、ということもあり
組織論に興味を持っていることからサクサク読めました。
一話の構成は、最初に昔(韓非子が生きていた時代以前?)の
例え話から入り、最後に格言で締めるという構成で、
内容を理解しやすい親切設計です。
絵もクセがありますが(笑)、味があって良いです。
するノウハウを説明している韓非子の思想の方が
実用的であるというのが、巷の評価のようですが、
個人的には、窮屈な点もあり、
同様のことは、すでに現代社会でも適用されているので
これ以上大きな発展性は見込めないという印象を持ちました。
スケール・可能性を感じさせワクワクできる思想としては、
孫子を押したいです。
あとタイトル通り、この本では孫子の思想にも触れています。
こちらもわかりやすく、前回も孫子の本を紹介しましたが、
こっちを導入本とするのも全然アリだと思います。
そしてもう一冊、老子の本も読んだのですが、
スケールで言えばダントツの大きさで段違い!!
正直、これを読んで呆けていたところもあります(冗談)。
老子はひとりの人間の在り方を語っている印象を持ちました。
また紹介できたらします。