文化の違い、価値観の違い②

 

前回はふざけた記事になってしまいましたが、

これもこの映画が好きな故、この映画のファンの方が

いらっしゃったら何卒ご容赦ください。

さて、この映画で一番印象に残ったシーンはこちらです。

 

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Q.さて、いきなりの下ネタ発言ですが、これは何の話題で
  発言された単語でしょう?

(ヒント:これはニュース番組で、この2人は経済評論家です。
          議論中に、彼らはついていないことに幸運なことに
          例のごとく「切断」されてしまいました。)





A. 雇用問題。

彼らは景気浮揚のため、雇用問題の改善方法について議論していました。
「切断」され、潜在能力を解放された彼らは、コストのかからない、
かつ経験も不要な、画期的な職を思いつきました。それがコレ。

「でも、ソレ何か社会に役に立つの?」と評論家A氏。ごもっとも。

しかしここで、評論家B氏の華麗な切り返し!


「何故、社会に役立つ必要があるの?」


!!?


「適当に賃金を渡しておけば、内容の価値など関係なくそれは仕事になる。」


まさに本質をついた発言。

残念ながら、世の大半のサラリーマンの仕事はこういうものでしょう。

無理矢理「新たな価値を創出した」フリをしているに過ぎない・・・。

さらに悪いことに、無駄な仕事を創りだせばそれだけ、時間も消費する。

みなさんご存じのとおり、寝太郎が小学校のときに読書感想文で賞を受賞した

ミヒャエル・エンデ作の「モモ」でこんなワードがあった。



『時間泥棒』



賃金も、生かさず殺さず程度からスタートし、少し位が上がれば、

今度は世間体などのお題目の下、物欲を刺激する広告で洗脳し

借金漬けにすることで、家畜に仕上げる。


支配層が、こんなに効果的な搾取システム(永久機関)を手放すはずがない。

時間と金を支配すれば「謀反」「一揆」など起こるリスクもなく、勝手に

お金を運び続けてくれるのだから。


僕はこの映画のおかげで、自分の探している天職など

どこにも存在しないのだと確信した。

少なくとも既存の社会には存在しない。

それならば自分で創りだすしかない。

既存の社会の仕事に意味のあるものはないのだから、

自分の目指す生き方に沿ったものを創れば、

いいだけなのだから、逆に、迷うことはないだろう。


何事も考え方次第、ということなのだろう。

 

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