「最高の戦略教科書 孫子」を読了する
僕は昔、ドラゴンズファンだった。
多くの勝ちをチームにもたらしてくれる落合監督が好きで
10年ほど前に「コーチング」という本を買って、
何度か読んだ。
価格:1,620円 |
ただただ、良書。
御自身の言葉で素直に表現されており、とても分かり易い。
考え方に筋が通っているのが、素晴らしい。
そして最近も読んだ。そしてふと自分の興味は、最後には
組織に向いていることに気付いた。
それで兵法と呼ばれるものに興味を持った。
そこで手に取ったのが、この本だ。
価格:1,944円 |
マニアなら混じりものが多いので、怒りそうだが、
初心者には、孫子に留まらず様々な著名人の言葉を併記しながら
説明がされているこの本の構成はありがたい。
400ページ近くあるので、最初はうへぇと思ったが、
意外とサクサクと読めてしまった。
そして気づいたのだが、孫子に兵法は詭道とも呼ばれるそうだが、
奇天烈なものでないのだ。
馴染んでいる思想なのだと思う。
ここで帯から一部抜粋。
①危機感を刺激する
②情報格差は力なり
③流れの外で、流れを操る
④絶妙なエサのまき方
⑤事前に負けておくことの重要性
実は、これらのことは前述の落合監督も意識しながら
マネジメントをしていたと推測できる場面があった。
ファンならきっと分かると思う。
体系だてて編集されている本なので、
孫子に興味のある人の導入書としてはオススメです。